20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
黒糖焼酎は国内では奄美群島だけに製造が認められた島の歴史文化そのもの。創業者である祖父母が生まれ育った徳之島。
「島の黒糖で造りたい!」
その想いから出来た焼酎です。
2022年から白麹造りでつくられています。
酵母には鹿児島香り酵母使用ロットと酵母無添加甕付き酵母ロットをブレンド。
徳南製糖の黒糖味を非常に優しく表現しながらも、干し葡萄様の甘い香り、磯、岩海苔や海藻類を想わせるヨーディーなミネラル感、スッと沁みいる柔和な印象から非常に複雑味も感じられる仕上がりです。
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▼造り手紹介
富田酒造場【鹿児島/奄美大島】
奄美大島にある最も小さな家族経営の黒糖焼酎蔵です。
創業以来一次と二次の仕込みを通じて甕だけで行う伝統的な製法で焼酎を造っています。
富田さんが全量甕なのは単純にスペース的な問題もあるのですが、甕仕込みのおかげで、甕に棲んでいる酵母での発酵なども可能になっており、直近では酵母無添加での発酵により造られています。
酒質は甘いのにドライでキレのある味わい。個人的には、このある種矛盾した甘くてドライ(辛口)な味わいに対して、どこか都会的な今っぽい印象を受けています。
是非、和洋中幅広く愉しんでいただきたいです!
例えば龍宮は油をよく使う中華全般や、乳製品(ピザ、プリンetc)にもよく合います。
ちなみに『龍宮』は30度という度数が定番ラインです。
奄美大島の大手蔵さん以外の中小規模の蔵元さんは30度が多く、これは”昔からそうだから”というのが理由です。富田さんの考える30度説に個人的に共感しまして、共有させていただきますと、戦後、沖縄と奄美はアメリカの占領下でした。
奄美が日本に返還される際に独立運動が活発化しましたが、ちょうどその際に税制が変わり、全国的に多くの蔵で焼酎を25度を定番の度数にする蔵が増えたそうです。
奄美の焼酎蔵は税制の変更による商品のブラッシュアップよりも、独立することにエネルギーを費やされた結果、そのまま30度の度数のまま飲まれるようになったのでは、との事です。
お酒のスペックの歴史を知ると、お酒との距離がぐっと近くなった気がしますね。
兎にも角にも本当にいろんな可能性のある焼酎です。
是非是非、皆様の手でアレンジして愉んでいただけますと幸いです!!!
【オススメの飲み方】
ストレート、ロック、水割り、ソーダ割り
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タイプ/黒糖焼酎
原材料 /黒糖(徳之島製造)、米麹(国産米)
麹 /白麹
蒸留 /常圧
アルコール分/ 33度
容量 /720ml
蔵元/富田酒造場(鹿児島/奄美大島)
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